トランスジェンダーの米国軍隊への入隊を禁止したトランプ大統領の措置はいかに?トランスジェンダーの米国軍隊への入隊を禁止したトランプ大統領の措置はいかに?

今年1月最高裁判所の判断は、「有効」としました。

下級裁判所は、この措置を差し止めとしたものの、トランプ政権は最高裁に介入を求めていました。

この措置は、トランスジェンダーと公言していても、出生時の性で軍務に就くことに同意している場合は、例外的に入隊を認めています。2016年には、トランスジェンダーを自認している下根期の米国軍人は9000人あまりいたといいます。

トランスジェンダーも国のために尽くしてきたのに・・・

「トランスジェンダーの兵士は、勇気と能力を存分に発揮し、国のために尽くしてきた」はずだと、支援団体言います。

オバマ前政権では、トランスジェンダーを公言する新兵の入隊を受け入れる方針を決定していましたが、トランプ政権は、この実施を延期したのち、方針自体を撤回しました。

この理由は、トランスジェンダーを受け入れるのに、膨大な医療コストや混乱を受け入れがたいからだとしています。

しかし、17年度のある研究によると、今のトランスジェンダーの兵士を他の兵士に置き換えるとしたら、性別適合手術(SRS)などの手術をしたとしても、それより100倍以上の費用がかかると勘案されているようです。

このため、トランプ政権の措置には激しい非難が巻き起こっているようです。これは、米軍の問題ではなく、現連邦政府がトランスジェンダーの存在、社会に参加する能力、美容だけでなく、医療にかかるコストも、あらゆる法的手段を用いて消し去ろうとしている試みであると非難されています。