東京都世田谷区教育委員会は、2018年5月19日の区議会で、全ての区立中学校に通う生徒が、ズボンやスカートなどの制服を性別にかかわらず自由に選択できるように検討し始めました。
性的少数者(LGBT)らに配慮した取り組みで、自身が性同一性障害であることを公表した上川あや区議会議員への答弁で明らかにしました。
教育委員会は「多様性を尊重し、どの学校でもそれぞれの生徒が選択できるような環境整備について、校長会と連携して検討に努める」と表明しています。
とりあえずは、2019年度の新入生に対する学生服の説明資料から、男女別の表記をなくす方向で検討を進める予定だそうです。
世田谷区基本計画では、一人ひとりが自分らしく生き、すべての人が尊重される社会の実現に向け、多様性を認め合うとともに人権課題への理解を深めるとともに、同性愛者や性同一性障害者ら性的マイノリティ(LGBT)が抱える生きづらさに対して、人権侵害の根絶に向けた取り組みを積極的に進めています。☞LGBTに対してのアンケート調査
世田谷区は、2015年(平成27年)から同性カップルのパートナー宣誓書を受け付けています。
また、LGBTや外国人への差別禁止条例が2018年4月に施行されています。