大阪市教育委員会によりますと、小中高を対象にLGBTなど性的少数者に関する初めての実態調査をしました。全体の11%に当たる50校が「性的少数者と自認しているか、その傾向がある児童・生徒がいる」と回答していたことが判明しました。

 市教委指導部は「表面化していないため把握できていないケースもある。子どもが安心して学校生活を送れるようこの結果を生かしたい」としています。

 調査は昨年10月、市立小中高計440校を対象に実施したところ、性的少数者(セクシャルマイノリティー)への配慮は教育現場の課題であり、現状を把握する目的です。

 質問は17項目→LGBTへの配慮事項学校行事や体育の着替え、トイレなど日常生活の配慮なども尋ねた。宿泊を伴う修学旅行などの行事で1人か養護教諭と同部屋に泊まる配慮をしている学校が約1%。

 体育で別室での着替えを認めているのが約10校、トイレでは職員用の使用などの配慮をしているケースがありました。また、水泳の授業で、上半身を出すのが恥ずかしい男子生徒に体を覆う水着の着用を許可しているところもあります。
 
学校でも対応が必要でしょう。制度作りや環境整備を充実して欲しいところです。
2018年3月3日毎日新聞ニュースより