2017年6月のgidニュース埼玉県小学校の男性教師が、授業中に「オカマは誰だ」などと、性的少数者(セクシャルマイノリティー)への差別と受け取れる発言があり、その児童帰宅後、保護者に相談。保護者が学校に抗議し、発覚しました

学校の調査によると、授業中に、ある男子生徒が女性のように声を発したために、その教師が注意しようとして、「ここにオカマがいるのかオカマはだれだ?」と不用意な発言をしたようです。

実際に、そのクラスにトランスジェンダー生徒が1人いて、この先生の発言はこの児童に直接向けたものではなかったものの、学校は「配慮を欠いていた」と謝罪しました

トランスジェンダー生徒自分の性に違和感を感じるとして、入学当初から学校やクラスメートに事情を伝えていました。発言した教師は担任ではないものの、このクラスにトランスジェンダーの児童がいることはわかっていたとのことです。

文部科学省は2015年4月、全国の教育委員会などに、
セクシャルマイノリティー(性的少数者とされる児童・生徒への配慮や相談体制の充実などを求める通知を出しています。