自分の息子や娘が性同一性障害gidで苦しんでいる姿を見るのは親としても辛いです。男で生まれてきたのだから男として生きてほしいと思う気持ちもあれば、心は女性なのだから女性としてやり直せばいいと考える気持ちもあり、その葛藤に苦しむのは家族も変わりません。

家族の役割としてできることは、まずはその気持ちを汲んであげることです。誰しも好きでそうなっているわけではありません。まずは性同一性障害を理解する気持ちが必要です。最初は理解できなくて当然なので、どういうものかを本人と家族が学んでいくことが大切ですし、性同一性障害gidを抱える娘や息子の気持ちを常に考え、親として子供を愛するという気持ちを伝えていくことが子供にとっての精神安定剤になります。

一番やってはいけないのが否定です。もしくは、今の状況が異常であることを伝えることです。異常であると最大の理解者になるべき親から言われたら、もう誰にも相談できず、ふさぎこみ、自己嫌悪に陥ります。そう言いたくなる気持ちはわかりますが、辛い状況を救ってあげられるのは家族しかいません。話を聞いてあげましょう。

家族の役割として、居場所を作ることが必要です。そして、どんな状況であれ自分の子供として愛する気持ちは伝えていくべきです。