性同一性障害(GID)という言葉が浸透していましたが、性別違和という表現に名称変更がされています。その理由の1つとして障害という言葉が精神面に大きなショックを与えると考えられたためです。
性別違和の原因は想像しているとおり、身体の状況と脳の一部との合致ができていない状態となっています。これは後天的ではなく、先天性であり既に生まれた時から始まっているとも言われています。この性別違和の相談している児童は600人程度です。
これらの違和感を解消するために必要なのが治療です。心を身体の性にするのではなく、現在の思っている性の身体になるように治療します。精神面の発達段階において支障をきたさないためには、早期に治療を行う事も必要です。
そのため性ホルモン治療も2012年には18歳から15歳へと引き下げられています。
当然、若者には慎重な治療をおこなわなければならず、2年以上の経過観察をした後でなければなりません。
自分自身では性別違和を感じているにも関わらず、他者に認めてもらうには時間がかかってしまいます。それでも認められれば、治療を受ける事はでき、女性らしい、もしくは男らしくなるために手術を受ける事も可能になります。
らしくするための施術
Key word
MTF:女性ホルモン治療、脱毛、豊胸手術、性適合手術(陰茎切除、外陰部形成)
FTM:男性ホルモン治療、胸オペ(乳腺摘出、乳房切除)、性適合手術(子宮卵巣摘出)、陰茎形成