ここ最近性同一性障害という言葉を頻繁に耳にするようになりました。物心ついた時から男性は自分のことを男と、女性は自分を女だと認識するのが通常です。
中にはそれに違和感を持つ人がおりこれを「性別違和」と言います。性同一性障害と性別違和は大筋で同じ内容を指します。日本は海外に比べ同障害に対する怪訝な見方をする傾向が強く、そういった障害を持つ人が今までは表に出てくることがあまりありませんでした。
しかし、一部の自治体で同性カップルを「結婚に相当する関係」として証明書を発行する条例を定めたり、印鑑登録証明書において「性別欄」を削除する対応をするなどの配慮もあり、以前より性同一性障害であることを打ち明ける人が多くなっています。
数年前の調査では潜在人数は実に4万人以上に及ぶとも言われていました。現状はそういった人達には息苦しいと思われる社会環境ですが、今後は学校教育にもっと力を入れていくことで改善されていくと思います。
精神的に不安定な時期でもある学校教育の段階から、性的マイノリティに対する授業などを通じて教育を行っていくことが重要であり、そういう教育を長い時間をかけて行うことで、マイノリティに対する配慮が生まれてくると思います。