性同一性障害gidは、身体的性別の特徴と、心理的な性別との違いがあることで違和感を感じ、日常生活を続けることが困難になってきます。

性的趣向なのではないか、同性愛者なのではないかという疑問があり、性同一性障害gidという心の病気であることまでたどり着きません。 性別違和を感じるものの、成長するにしたがって「いつかは解消されるだろう」「結婚して子供ができれば自分は変わるはず」と思い込むことで日々をやり過ごし、病気であることや治療が必要であることを認識できないでいることが多いようです。

しかし、実際にこの分野の専門医がどこにでもいるかといえば、答えはノーです。 自分の性別違和がおかしいことだと思うかどうかは、周囲と比較して初めて認識されることが多いため、どうしても口に出せないことが治療が遅れる原因にもなっています。

自分の性別をどう考えるか、一人で抱え続けることで、違和感のある心を満たすために身体的な性別と逆の行動をすることがあります。 このことが同性愛者や服装倒錯症(女装や男装趣味)ではないかという誤解を生むきっかけにもなります。

性同一性障害gidかどうかの診断は、経験を十分に積んだ精神科医が2人でおこなうため、まずは精神科への相談が必要になります。