一昔前に比べると、GID/性同一性障害に対する理解というのは深まって来ていて、ある程度カミングアウト出来るようになってきていると言っても過言ではありません。
ただまだまだGID/性同一性障害については正しく理解してもらう事ができず、心無い言葉を投げかけられてしまう人もいるでしょう。
まず重要な事は、GID/性同一性障害という物が一体どういう物なのかという事を周りの人も理解する必要があるでしょう。
性同一性障害ですが、実は少し呼び方が変わってきています。
今次第に広まってきているのが「性別違和」(Gender Dysphoria)です。
性別違和は、自分の体と心の性別に対して違和感を感じている、異なる性別に扱われたいという欲求を抱いている人に対して使う言葉となっていています。
性同一性障害GIDも性別違和GDも同じ様な言葉に見えるかもしれません。
ただ性別違和の方がより性別の問題で悩んでいる人の心に寄り添っている言葉の表現だと言っても良いでしょう。
やはり障害と表現されてしまうと、大きな精神疾患だと感じてしまったり、そこから差別が生まれてしまう事も珍しくありません。
そういった事に対して不快感を抱いたりストレスを感じる人もいます。
性別違和はただ呼び方が変わっているだけでなく、より性別に対する理解を深める一つのきっかけとなる物だと言っても良いでしょう。